「自然を感じる」こと その表と裏

ブルーベリー狩り体験園を始めて、ちょうど5年が経過。

以前と違って、自然に対してすごく敏感になりました。

セミからヒグラシへ虫の鳴き声が変わり始めると夏の終わりを感じたり。ヒガンバナが咲いたり金木犀が香るころは朝晩が寒くなってくるので毛布がいるなぁとか思うようになったり。月の満ち欠けで虫の幼虫が増えたり減ったりするので、気を付けて作業したり。

以前より自然を感じることが多くなった分、同じ時間を生きていても、いろんな気づきがあって豊かになれた気がします。

こう書くと、すごくいいことばかりに聞こえちゃいそうですが、同時に自然の恐ろしさってものも実感できるように(汗)

豪雨、暴風、豪雪・・・植物を扱っている以上、大雨でブルーベリーの実が割れたり、台風や大雪で木が折れたりと、自然の驚異が直接的なダメージへとつながるため、以前よりはるかに自然に敏感になりました。

これだけ技術が発達した今でも、まだまだ人間は自然災害を完全に防ぐことはできません。先人たちが自然に畏怖していた気持ちを少し共有できたように思います。

「自然を感じる」と聞くと、その表にばかり目が行ってしまいがちですが、実際に農業をはじめると、その裏を感じることも同時に増えたなぁというのが本音ですね。

コメント