知ってもらいたい…今の農業、食について!!未来へ繋ぐPioneer

りんご農家の富居芳弘さんと一緒にお邪魔したイベント「知ってもらいたい…今の農業、食について!!未来へ繋ぐPioneer」。

ボクら二人は「作る」「売る」という従来の農業も充実させつつ「伝える」を加えて、さらに飛躍していきたいというお話をさせていただきました。

ところで、芋かいもちの源七 歩智部(ぽちぶ)の窪田 祐司さんのお話が面白かったので、イベントから帰ってきてから脳内の思考回路が暴走して、そのまま爆睡するという事態に陥りました。
さすが、魚津のスティープ・ジョブズと言われている男っすね。

まだ、頭の整理がついていないのですが、忘れないうちにメモ。


▲窪田祐司さん

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【無関心はダメ 興味をもつことの大切さ】

彼はアパレルの店長を経験されたことがあるそうなのですが
採用した新人が初日のお昼休みに失踪するという事態に何度か遭遇(!)。

当初「なんでこんなことをするのか意味が分からない」とそこで思考を停止していたのですが
ある時から「どうしてこんなことするのかむしろ知りたい」と考え方を変えてから事態が好転したとか。

個人個人様々な思いがあって、仕事についているわけで
それを一つ一つしっかり興味関心を持ってあげ
その人その人にあわせて接してあげることで、職場環境が改善したそうな。

彼曰く「ブラック企業って、社員たちへの無関心から生じてる事象かもしれない」とのこと。

マザー・テレサ(正確にはA・S・ニイル)の言葉、
「愛の反対は憎しみではなく無関心です」を引用してお話されてたのが印象的でした。

もっともっといろんなことに興味関心を持ちたいなと改めて思ったです。

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【ロジカルシンキング⇒他者と違う方向性とか】

餅ひとつをとっても「縁起物」「食べ物」「作り方の違い」などいろんな分類ができる。
餅づくりでは、父母にかなわないのは当然。
しかし、例えば縁起物としての側面を追求すれば、父母と違う方向性で戦うことができる。

果樹栽培にしても、リンゴ・梨・ブドウの産地である魚津で
同じ品種を育てたら確実に先輩たちにはかなわないわけで・・・
あえて誰も育ててないブルーベリーを選んだのに似てるかも。

ちなみに、プレイステーションとセガサターンが発売されたとき
ボクはあえて、セガサターンを購入。
人とは違う道に進みたがる傾向がボクにはあるようです。
※プレイステーションも好きで、友達に借りて遊んでたけど。

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【ハイブリッド】

窪田さんがボクのことを「ハイブリッド」と言ってたので改めて思ったこと。

農業あるあるなのですが
「自然的な栽培」が好きな人は「人工的な栽培」を否定しがちだし
「人工的な栽培」が好きな人は「自然的な栽培」を否定しがち。

しかし、ボクは
「自然」がいいとか「人工」がいいとか実はあんまり意識してません。

例えば今は、大半が「人工的」に防草シートで覆われてる農園ですが
ぶっちゃけ風が吹けばはがれるし、経年でやぶれちゃうわけです。
そしたら、もう一回「人工的」に防草シートを敷くのもあり。
お金がかかるけど、すぐに草除けができる。

でも、「自然的」にカバープランツもいいよな~と思うんです。
カバープランツは自己増殖してくれるから、
花が咲く品種はマジでお花のじゅうたんだし
財布にも優しい、でも時間が必要だったりする。

ってことで、大半を防草シートで覆いながら、
少しずつカバープランツを試しているってのが実情だったり。


▲防草シート と カバープランツのタイム

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日本ではほとんど生産されなくなった「綿」を栽培されてる、ひえばた園の稗苗さんも講演されてたんですが
子どもたちを追いかけたりしていたら、いつの間にか終了(涙)

海外での経験から農業を志したとかのお話を楽しみにしていたのですが、残念無念・・・

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